Sofia-Rousse 極寒の日にルーマニア国境の町ルセへ

Dec. 1996

1996年のクリスマスの前、ソフィアからルーマニア国境の街ルセまで出かけた。朝眼を覚ますととても静かだった。外はまだ暗い。何か変だと思い窓を開けると深々と雪が降っていた。昨晩のテレビでウクライナ・ルーマニアまで大寒波が来ていてもうすぐそれがブルガリアまで押し寄せてくるようなことを言っていた。出発時間の7時はまだ暗く、雪の振りも穏やかだったのでとにかく予定を決行し、ルセまでの350キロをめざした。ルセはドナウ左岸にありルーマニアとの国境の町、先へ進めば進むほど雪の降りが激しくなり、猛吹雪になっていった。

猛吹雪の日、ソフィアからルセへ3台でコンボイ

横転したトラック

ところどころで横転したトラックを見かけた。事故にあったばあい荷物は保証されないという。(盗難に遭うということ)

アイスバーンのルセ路

この辺りがもっとも吹雪が強かった。路面の雪はそのため吹き飛ばされている。

ルセ到着、給油

ルセ、ルーマニアとの国境橋 へ

猛吹雪の中、コカコーラのポスターが何ともいじらしい。

ルセ、ルーマニアとの国境橋、ドナウ架橋

猛吹雪のため視界が悪く良くわからないが、ここからブルガリア-ルーマニア国境であるドナウ架橋である。

ルセのHotelで遅いランチ、そしてソフィアへ引き返す

このホテルはドナウ川岸に建っているがまったく銀世界以外見えなかった。ここで暖かいスープと魚のフライを食べしばしの休息の後ソフィアへ引き返した。3台でソフィアから来たが、うち数人がソフィアへ戻ることを断念、2台でソフィアへ戻った。天候は往路よりはやや回復していたが、日が沈んで暗くなっていることとアイスバーンが気がかりだったが10時過ぎに何事もなくソフィアへ到着した。ドライバーに感謝!